マンガ家・ナカGが作り出す、４組のグループによる幸せなライブ空間

写真／曽我美芽

2017年10月19日に新宿ReNYにて、マンガ家・ナカGの企画によるライブイベント「第3回ナカGフェス」が開催された。集まるグループはもちろん、オープニング映像として流れるオリジナルマンガやセットリストなど、すべての面でナカG自信の考えが生かされている本イベント。毎回、ファンからの満足度も高く、今回で３回目を実施する運びとなった。

トップバッターを務めたのは、新潟市中央区古町から生まれたアイドルユニット「RYUTist」。ナカGフェスでは唯一の皆勤賞となる本グループが、ライブ中のMCでおなじみとなる「ゆるキャラさん紹介」をすると、その手にはナカGフェスの公式キャラクター「サイボー」が！ナカGフェスでは恒例となっているこの光景に、会場はほっこりと温まる。ラストに定番曲「ラリリレル」で盛り上げるなど、この日全６曲を披露した。

２番手はテレビ東京系列の特撮ヒロインドラマ「アイドル×戦士ミラクルちゅーんず！」から生まれた5人組アイドルユニット「miracle² from ミラクルちゅーんず！」。フレッシュなステージを展開し、12月発売の新曲「天マデトドケ☆」を含む３曲を届けた。

３番手は東京女子流が登場。メンバーの中江友梨は、開演前に行われる恒例のラジオ番組「校内放送ラジオ」のゲストも務めた。ラジオでは、ナカGがマンガ家アシスタント時代にテレビから流れていた「おんなじキモチ」をよく聴いていて、そのころに「東京好流」というマンガを描いたといった話が飛び出すなど、今回の東京女子流のイベント出演への思いなどが語られた。東京女子流は、新旧楽曲を織り交ぜた８曲を披露。幻想的なステージで、訪れたファンを魅了していた。

ラストはナカGフェスらしく、ハロー！プロジェクトから「つばきファクトリー」が登場。ナカGが大好きだったグループBerryz工房の楽曲を含む合計９曲を披露し、会場を盛り上げた。特に、最後に歌ったハロプロ研修生の楽曲「テーブル席空いててもカウンター席」では、会場から大きな歓声がわき起こった。

ライブコーナーが終わったあとは、出演する全グループがステージに集まり、ナカGの挨拶とともにイベントを締めくくる。この幸せな空間が、これから第４回、第５回と広がっていくことを期待したい。

RYUTist