新クリエイティブ第2弾シングル『kissはあげない』発売! 東京女子流 特別インタビュー

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2018年1月1日に新クリエイティブを発表した4人組のダンス&ボーカルグループ 東京女子流。その新クリエイティブ第2弾となるシングル『kissはあげない』が6月20日にリリースされる。前作に引き続き、アートワークやキャッチコピーなどをmajoccoが担当。キャッチーで毒のあるメインビジュアルからもわかるように、大人の女性と可愛らしい女の子の雰囲気を併せ持つ、いまの女子流らしさ満載のポップミュージックとなっている。

今回は東京女子流メンバーから庄司芽生と山邊未夢のポートレート撮影を実施。合わせて、シングル『kissはあげない』の聴きどころや新たな衣装について、東京女子流メンバー4人から話を聞いてみた。


──新曲『kissはあげない』について教えてください。
庄司芽生(以下、庄司):今回は「キス」がテーマになっていて、表題曲が『kissはあげない』で、カップリングが『キスひとつで』になります。口元に寄せているビジュアルイラストで、今回もmajoccoさんにお願いしているんですけど、いただいた時点でメンバーみんな「すっごくいいね」ってなりました。毒っ気のある女性を描いてもらっていて、イラストに入っているキャッチコピーもちょっとぞわってするようなイメージです。
中江友梨(以下、中江):すごいよね。でも、それぞれに合っている気がする。どれも結構わかりやすいですし、ドキドキするキャッチなので、見ていただいた方は「おぉ!」ってなったと思います。

 

──キャッチコピーのほうの「キスはあげない。」は「。」がついてますよね。
庄司:すごい深いところまで(笑)。個人的な意見なんですけど、そこに「私からはあげないぞ」っていう女性の決意が表れているのかなって思っています。

 

──表題曲のタイトルは「kiss」とアルファベットですけど、カップリングは「キス」とカタカナなところも面白いですよね。
庄司:作ってくださった方の意見がもちろんいちばんなんだとは思うんですけど、私の解釈としては、『kissはあげない』は世界観がちょっとダークな心情を描いていて、大人な女性を感じる部分が多々あるので「キッス(kiss)」みたいな(笑)。『キスひとつで』のほうは、相手の男の人をほれさせるように頑張るよっていう、ちょっとキュートな恋をしている女の子っていうイメージが強くて、だからカタカナの可愛い「キス」なのかなって。

 

──なるほど。では曲調などもまったく違うんですか?
全員:違います。
山邊未夢(以下、山邊):あえて真逆にしていて、『kissはあげない』のほうができてから、春ねむりさんにその歌詞などを全部渡して、逆のものを作ってくださいとオーダーしてできたのが『キスひとつで』なんです。前作の『ラストロマンス』から引き継いでいる毒々しさは『kissはあげない』で描かれているんですけど、『キスひとつで』のほうはポップで幸せな気持ちになるし、聴いていると自然と体がリズムをとるような曲調になっています。
中江:皆さんがわかりやすくて入りやすいのは『kissはあげない』かなって思います。
庄司:メロディーが昔の女子流っぽいというか、私たちも「懐かしい」ってなったので、そこは同じように感じていただけると思います。ただ、アレンジは今回もLucky Kilimanjaroの熊木(幸丸)さんが新しいものにしてくださりました。「スイートサマーポップ」っていうジャンルだそうです(笑)。

 

──前作も新たなジャンルでしたよね。
中江:はい。「レトロシティーポップ」でした(笑)。
山邊:やっぱり、常に新しいところを目指していかないと。
庄司:タイトルからは想像しにくいジャンルかもしれないんですけど、そのミスマッチがいい味出してるんじゃないかなって思うし、個人的にはすごく好きなアレンジです。

 

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──それでは、今回の衣装について教えてください。
山邊:今回は毒々しさっていうのを出したかったし、ビジュアルイラストでリンゴを持っているんですけど、それを衣装で表そうとしたときに、「そうだ! 今年の流行りのドットをリンゴに見立てたらいいんだ」って思いました。
庄司:ドットの感じもメンバーごとに違っていたりとか。
山邊:そうなんですよ。白と黒は女子流の色っていうのがあって、そこは残しつつ、赤をテーマに、衣装もメイクも赤がバッチリ映えるようにしています。ただ、今回の衣装は私服っぽさ、普段着ているような感じを混ぜてはいます。

 

──新井さんの衣装以外は、そのまま街を歩けるっていう話をしていましたね。
中江:ひとみさんはお姫様なので。
新井ひとみ(以下、新井):でも、歩けますよ(笑)。
山邊:「お姫様になれなかった私達の、続きの話。」っていうテーマは今回も続いていたので、ひとりはそういう子がほしいよねっていう話になりまして、「着られるのはひとみしかいない!」って(笑)。
新井:やった!
中江:それぞれの要望が入っている衣装を着るのはなかなかないので、フィッティングの段階からみんなワクワクしていました。
庄司:より思い入れが衣装に入りますね。

 

──それぞれの衣装のお気に入りのポイントはありますか?
庄司:雰囲気はモードっぽくしてほしいってお願いをしました。そっち系が好きなのと、そういう服が似合う女性になりたいなっていう憧れがあって……。お気に入りは袖や首元のレースの部分ですかね。いままで袖がある衣装があまりなかったので、新鮮ですし、大人な女性になれたかなっていう気持ちにもなります。すごいうれしいです。
中江:レースの透け感もあるから、女性らしいラインが見えてすごく綺麗ですよね。
山邊:私は個人的に芽生の鎖骨は綺麗だから出したいなって思っていて(笑)。
庄司:めっちゃ言ってくれるんですよ(笑)。
山邊:レース越しに、簡単には見せないけど、チラッと見せるよみたいな感じで出してもらいました。
庄司:ありがとうございます(笑)。
中江:私の衣装はパンツスタイルっていうので頼みました。スタイリッシュに見える感じがほしかったのと、ワイドパンツのかたちが好きなので。髪も短いので、若干ボーイッシュな感じの子がいてもいいかなって思ったのもあります。首元はちょっと開けてもらって、チョーカーをポイントにしています。
庄司:衣装のシルエットが可愛いよね。
全員:うん。
中江:パッと見はスカートっぽいんですけど、よくみるとパンツになっています。私の衣装はほかのみんなよりシンプルなので、ウエストの部分とかにラメの生地を入れて目立たせています。
庄司:足が長く見えるよね。
中江:あと、これなら走れるし、動きやすいです。
山邊:私の衣装は、どちらかというと女の子が普段から真似しやすいデザインというのを意識しました。ライブで、白いシャツに黒いスカートとか赤いスカートを合わせて真似してくれたらうれしいなって思います。
新井:襟が好き。
中江:未夢っぽい。
山邊:襟にレザーっぽい素材が入っているので、そこで強さを感じさせて、甘くなりすぎず、強くなりすぎず、バランスがとれていてすごく好きな衣装です。

 

──それぞれ合っていますよね。真っ赤な口紅(リップ)ともぴったりです。
中江:今回、化粧品ブランドのMACさんにご協力いただいています。ここまで赤いリップは珍しいよね。
庄司:「ダンス ウィズ ミー」っていうカラーです。
山邊:この衣装のときは絶対にこのリップです。
庄司:今回、アイシャドーも統一なんですよ。
中江:ラメが入っていてすごく綺麗です。メイクを統一するのは初めてですね。
山邊:ライブだとリップとアイシャドーだけなんですけど、MVだともうひとつラメ感の強いグリッターを使っていて、顔がより映えて見えるし大人な強い感じの女性になっていると思います。
新井:MACのお店に行ったときに、すごくラメ感が強い商品が多くて、見てて楽しめました。ほんとにたくさん色があるし、女子でよかったなって思いました(笑)。

 

──それでは、最後にそんな新井さんの衣装について。
新井:私は全部好きなんですけど、スカートをふわっとした感じにしたいというのは伝えました。やっぱりプリンセスはドレスがふわっとしていると思うので。
中江:フィッティングしたとき、ひとみがすっごいニコニコしてたもん。「わぁー♡」って(笑)。
新井:プリンセスに憧れているから、ほんとにうれしかったですね。シルエットも含めて、全部お気に入りです。

 

──4人並ぶとまた衣装のバランスがいいですよね。
山邊:統一感がありますよね。
中江:あとは、今回のような大人っぽい衣装を着たときに、やっと着せられている感がなくなったなって思います。こういう赤いリップなどのメイクが似合うようになったのも、年齢を重ねたからかなって。だからメイクをするのも衣装を着るのもさらに楽しくなりました。年齢とともに大人な女性に近づいていけてるのかなって思います。


【関連サイト】
東京女子流 オフィシャルサイト

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