旅立ちを見守る緑の誘導灯! PASSPO☆ 槙田紗子のラストフライト

写真/Yusuke Homma

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PASSPO☆

5月31日、赤坂BLITZでPASSPO☆によるワンマンフライト(ライブ)が開催された。昨年のツアーの追加公演として開催されたこの日のフライトは、4月に活動休止を発表した槙田紗子のラストフライトということもあり、およそ1200人分のチケットは見事ソールドアウト。フロアは満員のパッセンジャー(ファン)で埋め尽くされた。

 

1部でお披露目となったPASSPO☆の姉妹ユニット・ぷちぱすぽ☆のオープニングアクトからスタートした2部のフライト。PASSPO☆の出番になると、パッセンジャーが、「さこちゃんlove」と書かれた特製のうちわを一斉にステージに向け、クルー(メンバー)を驚かせた。

 

スタートからパッセンジャーに驚かされた彼女たちも、負けてはいられない。MCをはさんで、インディーズ時代のキラーチューンナンバー「Go On A Highway」、そのままたたみかけるようにアップテンポなナンバー「BEAST IN YOU」、「Not in theory」が連続で披露されると、フロアのボルテージはMAXに。

槙田が選曲、演出を手掛けたセクションでは、ダンスパートが光る「FINAL VISION」など、普段なかなか披露されることはないが槙田にとっては思い入れの強い楽曲も飛び出した。パッセンジャーたちは、センターで堂々とダンスを披露する槙田を誘導灯とコールで盛り上げた。

 

アメリカの青春ドラマをモチーフに、寸劇を織りまぜた「青春白書」のコーナーも完結。アイリーン(根岸)が意中の相手を射止め、その行動に感化されたジミニー(槙田)が自分探しの旅に出るというストーリー展開は、現実世界と若干シンクロする。メンバーの活動休止という、決して明るくはない話題をこういった粋な演出で明るく送ることができるのもPASSPO☆というグループならでは。

 

アンコールでは、「応援してくれた人の気持ちを忘れず、みんなとはきっとまたどこかで会うことを約束します」と、ファンに再会を誓った槙田に大きな拍手と手作りの花束が贈られ、最後はPASSPO☆の未来を歌った「無題」で締めくくられた。

 

槙田の活動休止を受け、今後しばらくは7人体制で活動していくPASSPO☆。はやくも新体制での初単独ライブ「PASSPO☆ワンマンフライト《速度上昇!スーパーソニック~機内食を食べている暇はございません~》」が、7月25日に恵比寿 ザ・ガーデンホールにて開催されるが、既存の楽曲を槙田抜きで、どう調理していくのかも気になるところだ。

文/向井美帆



PASSPO☆ワンマンフライトツアー2015 追加公演~One More Attention~
日時:5月31日 18:30開演
場所:赤坂BLITZ

 

M01 キャンディー・ルーム
M02 ViVi夏
~MC~
M03 Go On A Highway
M04 BEAST IN YOU
M05 Not in theory
~MC~
M06 Wish on a star
M07 WANTED!!
M08 FINAL VISION
M09 STEP&GO
~MC~
M10 ヘブンズバーガー
M11 Fairy Tale
~MC~
M12 GPP
M13 Love Diary
M14 Let It Go
M15 HONEY DISH
~MC~
M16 いたずらRock’n Roll
M17 向日葵
M18 マテリアルGirl
M19 「I」
~MC~
M20 少女飛行

 

~MC~
EC01 じゃあね…
~MC~
EC02 YOU
EC03 無題


【関連サイト】
PASSPO☆オフィシャルサイト

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