O-EASTで3連チャン!! 新生STARMARIEの新メンバーお披露目イベント

写真／Yusuke Homma

STARMARIE

7月10日、11日、12日の3日連続で、渋谷O-EASTにて「スタマリEXPO2014」が開催された。これは、6月22日に発表された新生STARMARIE（スタマリ）のお披露目も兼ねて開催されたイベントだ。それまでのんちゃん（木下望）としのはむ（高森紫乃）の2名で活動してきたスタマリは、かえちゃん（渡辺楓）、もにゃ（中根礎子）、ひーちゃん（松崎博香）の3名の新メンバーを加えて5名となった。また、グループ名も「Starmarie」から「STARMARIE」と変更された。

今回のイベントは、3日間で異なるゲストグループを招き、すべてのトリをスタマリが担当するかたちとなっていた。ゲストグループのラインアップも面白く、単にアイドルの対バンイベントとしても楽しめるものだ。そんな中で披露された新生スタマリのステージは、驚くほど完成度の高いものだった。

スタマリの楽曲は独特の世界観を持っており、特にその歌詞は日常を表しながらもファンタジーな部分へと引き込むものになっていて、かなり深い。歌詞だけでを読んでも楽しめるものになっている。そして、ステージではこちらが大事になるのだが、スタマリはこの歌詞が影響している部分もあるだろうが、曲調のテンポが独特だったりする。なだらかに流れないというか……。そに合わせたダンスも変なストップ＆ゴーがあったりして、これは見た目以上にきついダンスなんかなと感じてた。

だから、メンバーが5人に増えてパフォーマンスするというのは2人のときよりも大きくクオリティーが落ちてしまうかもなと思っていたのだ。もともとちょっとややこしいところにフォーメーションなんてものが加わるのだから、ハードルが一気に高くなるのは当然だ。それが、まったくそんなことはなく、5人のスタマリとして完成されていたことに驚いた。これは新しく加わった3人の努力だろうな。もちろん、2人というか特にのんちゃんは実力が抜けてしまっていて、そこでの大きな差は感じてしまったけれど、それでも5人で新生スタマリとしてスタートしてくには十分なパフォーマンスだったのではないか。お客さんの期待を満足させる素晴らしいステージだった。

スタマリは、いわゆるライブアイドルと呼ばれるグループの中で、実力や人気、ステージの見せ方など、多くの面で最前線にいるだろう。このグループの動向は、今後のアイドル界の流れを見るうえでも注目なわけだ。