Cheeky Parade＜渡辺亜紗美、島崎莉乃＞特別インタビュー

2016年9月7日に、新体制になってからの初のシングル『Hands up！』が発売されたばかりのCheeky Parade（通称：チキパ）。TOKYO IDOL NETでは、メンバーの渡辺亜紗美、島崎莉乃のポートレート撮影を実施。合わせて、新曲『Hands up！」について、新体制について、話を聞いてみた。

──まずは新曲『Hands up！』についてお聞きしたいのですが、今年のNo.1楽曲になりそうだなと思っています！

2人：それはうれしい！

島崎莉乃（以下、島崎）：7人体制になってから初めてのシングルになるので、「人数が減ったから勢いが落ちた」って言われたくないっていう思いがメンバーにも、チキパチーム全体にもあって、だから頭にガツンと残る曲にしたいなということで『Hands up！』ができあがりました。今までのチキパにないようなロック調で、歌詞も攻撃的な感じで、「自分を捨ててでもいいから目標に向かっていく」という、意思を感じられる曲になっていて、今の7人にとっていい出会いの曲になったかなって感じています。

渡辺亜紗美（以下、渡辺）：『Hands up！』は、チキパだけで歌っているというよりは、ファンの方の声援が入って完成する曲だなって思っていて、この夏もいろんなフェスやイベントでやってきたんですけど、初めてチキパを見てくれた方とか、最近の曲は知らないって方がどんどん手をあげて踊ってくれたので、チキパとしてのつかみがこの曲でできたかなって思います。自分たちで「カマチャリ、カマチャリ、すしざんまい！」っていう振りを考えて（笑）。これなら覚えやすいよね！って。

島崎：キャッチーな振り付けになっているし、ファンの人も乗りやすい振りになっていると思います。

──『Hands up！』は、ステージのパフォーマンスも含めて、これまでのチキパとちょっと違いますよね。

島崎：あー、違いますね。

渡辺：やっぱり7人体制になって「新しいチキパを見たい」っていうのがあって、ステージングもですけど、衣装も長袖長ズボンのパジャマにして……。ここで一気に変えたい、変わりたい、というのがあったので、昔のチキパとは全然違うと思います。

──なぜ衣装がパジャマだったんですか？

島崎：あ、それは私たちも聞いてびっくりしたんですけど、今ニューヨークとかでハイブランドがファッションにパジャマを取り入れてるみたいなんですよ。これから日本にもブームとしてくるだろうから、その最先端としてチキパに着てほしいと衣装さんから言われました。

渡辺：こないだTGC（東京ガールズコレクション）に出た時に、パジャマで歩いてる女の子がいて、やっぱり可愛いなと思いましたね。あとファンの方で、同じ被り物を作ってきてくれたり、パジャマを作ってきてくれたりする女の子もいて、すごく楽しいです。パジャマ限定ライブしたい！

島崎：楽しそう！パジャマパーティーみたい！

──『Hands up！』の、楽曲としての聴きどころなど、あれば。

島崎：曲がかなりロック調なんですけど、最初がラップになっていて、そこからサビにかけてみんなで乗れるようなテンポになっていて、聴いていて面白いと思います。あと、私は歌詞がすごく好きなので、その攻撃的なところもぜひ注目していただきたいというのはあります。

──今までのチキパの曲を知っているほど驚くかもしれないですね。

渡辺：確かに。新しいね。

島崎：カップリングの『Let’s Party！』は、今までのチキパのハチャメチャな感じをベースにした感じですけど、『Hands up！』は新しいチキパを象徴しているなと思います。

──あと、全員ほんとに歌がうまくなったなって思いました。

島崎：あー、それはよく言われますね。うれしい！

渡辺：いつ思いましたか？

──7人になってからすごく感じました。でも、きっとうまくなっていたのに気付かなかったのかもしれないですね。

渡辺：確かに。

島崎：歌のパートも変わりましたからね。

渡辺：真凜がメインボーカルで、真梨耶もすごく歌うパートが多かった子なので、その2人が抜けて7人でやっていくことになり、歌唱力も大きく減ってしまう部分だなと思っていて、だからこそ、ほんとにひとりひとりの意識が変わったというのはあります。2人のパートを7人で分けるってなった時に、2人の気持ちもあるし、これまでその2人の歌を聴いてきたファンの方の気持ちもあるし、だから自分にパートがきた子は本当に頑張ってますね。そして、『Let’s Party！』はDメロの部分をジャンケンで勝ち残った子が歌うっていう見せ方をしてるんですけど、そういうことができるようになったのは、全員が歌えるようになったからなのかなって思います。

──やはり2人が抜けたぶんの頑張りがあるわけですね。

渡辺：責任感が出ましたね。既存曲のダンスの変更なんかは全部自分たちだけでやったんですよ。歌詞割は決めていただいたんですけど、そこからはみんなで考えました。「◯◯ちゃんこのパートを歌うことになったんだからセンターいきなよ」とか、自分たちでグループのことを考えた時間になったので、ほんとにそういうのも大きかったなと思います。

──『Hands up！』が発売することで、ほんとの新体制のスタートって感じがしますね。

島崎：リリイベは普段会えないお客さんにも会える場なので、そこでたくさんのお客さんの心に刺さるパフォーマンスをしたいですね。そして、どうやったらお客さんに刺さるのかっていうのを自分たちでセトリとかを考えているので楽しいです。今は「CDを買わなくなった時代」って言われてますけど、パッケージとかにもこだわってますので、ひとりでも多くの人に手にとってもらって、しっかりCDの音源で聴いてもらいたいなと思っています。音源についてはチキパはこだわっているグループなので、私たちの音楽性とかも楽しんでもらいたいなと思います。

──「楽しみか」「怖いか」みたいなのはどうですか？

渡辺：「怖い」っていうのは一切ないですね。チキパを知ってCDを手にとってくれるっていうのがほんとにうれしくて、大変な中、遠くから時間を作ってきてくれたり、握手会で話しをするためにきてくれたり、そういう時間がほんとに大切だなって7人になってすごく感じました。もちろん、手にしてくれる方が多いにこしたことはないですけど、数字よりは手にとってくれた方がそのよさをわかってくれたり、大事に思ってくれたりっていうことが幸せですね。

島崎：今回は新体制になって、「7人で出し切りました！」っていう曲なので、ぜひ手にとって聴いてほしいなって思います。なんか、今はメンバー心から楽しんで活動しているように見えます。2人がいなくなったからとかではなくて、7人になっていい刺激をみんなが受けたんじゃないかなって……。だから2人が帰ってきたら、それはそれでまた楽しくなるだろうし、違う風が吹くだろうし、今からすごく楽しみですね！