次回のO-EASTライブ発表に新曲初披露も！勢いが止まらない神宿の1周年記念ワンマン

写真／Yusuke HOMMA

神宿

2015年9月26日渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて、神宿にとって3度目となるワンマンライブ「神が宿る場所～1周年！舁夫祭りだ！よっしゃいくぞー！DUO！～」が開催された。昨年9月のデビューから1年経った神宿の成長をひと目見ようと駆けつけた舁夫（ファン）の数は600人以上。ファーストライブから比較すると、1年で動員数2倍以上の大躍進となった。

活動1周年に合わせて作られたオープニング映像が流れ、会場の期待感が高まったところで、今回のライブのオリジナル法被を着たメンバーが登場。大歓声でライブの幕が上がる。1曲目の「KMYD」から気合十分のパフォーマンスでファンを沸かせると、直後に「下敷きになってる人いない～？」「生きてますかー！」「柱壊すなよー！」と次々に煽りを入れ、開始早々に会場の空気を自分たちのものにしていった。合間合間に挟まれるMCでのメンバーいじりやファンとの掛け合いはワンマンライブならではのもの。メンバーが一人ずつこれまでの活動を振り返る様子を撮影した映像も流れ、1周年という節目を強く感じさせる構成となっていた。

中盤の目玉は新衣装＆新曲初披露。戦隊風の新衣装に身を包んだメンバーが登場すると、会場からは驚きの声が上がった。スカートに全員それぞれ異なる柄のフリルの付いているのがポイントらしく、メンバー自身も「白がベースになっていて可愛い」「神宿が珍しく可愛い系に走っている（笑）」と、照れつつも嬉しそうにコメントしていた。

その新衣装に合わせて、SHUN作曲の新曲「原宿戦隊！神宿レンジャー」を披露。コミカルかつ畳み掛けるような目まぐるしい展開が特徴の同曲は、途中にメンバー紹介も盛り込まれており、摩訶不思議な神宿の世界観を凝縮した自己紹介ソングとなっている。初披露ながらも観客とのコールアンドレスポンスはばっちりで、途中の「ナーナナナー」の掛け合いも大きな盛り上がりを見せた。

そのままライブはあっという間に終盤に突入。新曲披露の緊張から解放されたからか、パフォーマンスの一体感とテンションはさらに増していく。「Summer Dream」、そして本編ラストの「必殺！超神宿旋風」まで激しさはまったく衰えず、まさに「時代は神宿」の合言葉通りの勢いを感じさせるものだった。

アンコール後は、オープニングでも披露した定番曲「KMYD」、そして最後の最後にとっておいた「全開！神宿ワールド」で完全燃焼。新曲披露や重大発表で浮き足立っていた空気に、一気に「いつもの神宿」らしい安心感が戻ってくる。全曲歌い終わると、メンバーはやりきった表情で「なんか早く終わった気がする」と口にした。ラストのMCでリーダーの羽島みきが「来年のTIF、絶対出ます！大きいステージ立ちます！」と決意表明すると、それを待ち構えていたように最後の重大発表が。スクリーンに映しだされたのは、来年1月6日にTSUTAYA O-EASTでワンマンライブが開催されるという内容の文言。これはメンバー自身にとってもサプライズ発表だったようで、驚きのあまり床にへたり込むメンバーも。それでも怯むことなく、「ここにいる舁夫さんみんなが友達3人連れてきてくれれば埋まる！」「EASTパンパンにしようぜ！」と気丈に呼びかけるメンバーに対し、舁夫も声援と拍手でそれに応え、冷めやらぬ興奮と次の舞台への期待感が入り混じったまま、1周年節目のライブは幕を閉じた。

文／Matsumoto