4年間の感謝が爆発! アイドルネッサンスラストライブ

写真/曽我美芽

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アイドルネッサンス

2018年2月24日、横浜ベイホールにて、アイドルネッサンスのワンマンライブ『ヨコハマで感謝するネッサンス!!』が開催された。そしてこのライブをもってアイドルネッサンスは解散することとなり、ラストライブとなった。

 

会場を埋め尽くすファンの前に現れたメンバーは、なんとそれぞれが歴代の衣装を身にまとって登場し、サンボマスターの『ミラクルをキミとおこしたいんです』でスタート。これまで名曲ルネッサンスとして74曲をカバーしてきたアイドルネッサンスだが、その中から厳選された楽曲にオリジナル曲を交えながらライブは進んでいく。岡村靖幸『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』では、「青春って1,2,3,ジャンプ」の掛け声を会場全体でコールし、前半を終える。

 

後半はオリジナル曲の『交感ノート』からスタート。ライブ終盤には75曲目となるカバー曲、Base Ball Bearの『changes』が披露される。こちらの楽曲は、メンバーの比嘉奈菜子が振り付けを担当したそうだ。The Jerry Lee Phantomの『Music Lovers』の終わりでメンバーの石野理子が倒れるアクシデントはあったものの、石野は次曲から元気に復帰。ラストライブの盛り上がりは最高潮に達する。そして、『前髪』を披露したところでメンバーからの感謝の気持ちが伝えられた。

 

宮本茉凜
「何を言おうかなって考えてたんですけど、みなさんに言いたい言葉は『ありがとう』とか『出会えてよかった』とかしか思い浮かばなくて……。4年間続けてこられたのは、家族とか友達もだけど、みんなのおかげで、苦しいときも一緒に頑張ってこれました。メンバーとはおばあちゃんになっても一緒にいたい……好き! 明日からは前を向いて、もっと大切だなって思える目標を見つけられるように頑張ります。4年間、たくさんの愛をありがとうございました!」

 

原田珠々華
「アイドルネッサンスを初めて見たとき、手を伸ばしたら届きそうだけど、でも届かない遠い星のような存在だと思いました。でも加入できて、先輩たちは新メンバーを受け入れてくれて、本当に感謝しています。みなさんが思っている以上に、私たちにとってファンの方は大切な存在です。アイドルになれてよかったです。ありがとうございました」

 

百岡古宵
「私にとっての4年間は宝物だったし、みなさんの人生にアイドルネッサンスが存在しているのがうれしい。4年でこんなに成長できたのは、本当にみなさんのおかげです。みなさんがつらくなったときは、いつでもお空を見上げてください。お空はつながっています!」

 

南端まいな
「ダンスも歌も未経験だった私に、みなさんが『自分らしくでいいよ』って言ってくださって、そして『自分らしさ』を軸にずっと続けてきました。アイドルネッサンスが自分らしくいられるところです。楽しんで、喜んで、苦しんで、頑張っていられる、アイドルネッサンスにいる自分が本当に大好きでした。この4年間が本当に大好きです。アイドルネッサンスが大好きです。本当に本当にありがとうございました」

 

比嘉奈菜子
「私が叶えたかった夢を叶えることができませんでした。アイドルネッサンスがなくなっても、メンバーだけでも沖縄に行こうね。いろいろ海に向かって歌いたい歌があるんです。そのときのセットリストは私が決めます! 誰かの笑顔が誰かを笑顔にするって信じて進んできました。私はみなさんを笑顔にできていましたでしょうか? いつまでも、みなさんの太陽でい”たいよう”!」

 

野本ゆめか
「幼稚園のときからトップアイドルを目指して生きてきました。正直、解散が決まったときは受け入れられなくて大変だったけど、アイドルネッサンスでの活動は大切な経験です。いろんなアイドルさんを見て、自分が理想とかけ離れていて、大好きだったアイドルが嫌いになることもあったけど、楽しむこととか自分らしくいることを教えてくれたのはファンのみなさんでした。ゆめは、支えてくれたみなさんが大好きです!」

 

新井乃亜
「テレビで見るアイドルは、楽しそうでキラキラしてたんですけど、実際にアイドルやると体力面でも精神面でも大変なことがたくさんあって、テレビに出てる人すごいなって思いました。私は家に帰ると怒っちゃうときとかあって、お父さんとお母さんにはたくさん迷惑をかけました。お父さんとお母さんがアイドルやってるわけじゃなにのに、一緒に考えてくれたし、メンバーもほんとに優しくて、この9人に出会えたことがよかったなって思いました。リーダーらしいこと何もやってないけど、4年間が私の人生の糧になるって思っています」

 

石野理子
「2度と戻ってこない青春をアイドルネッサンスに捧げてきました。人生と引き換えにすべてを捧げたからこそ、悩むこともあって、たくさん話し合いとかもしてきました。みんなでやってきて気づいたのは、『青春』って苦しいこととかつらいこととかあるけど、気づかないうちにできていくものなんだなぁってことです。こうやって進んでいくいまも『青春』なんだろうなって感じました。アイドルネッサンスは解散しますが、私たちが生み出した曲は、これからも愛されてほしいなとメンバーみんな思っています」

 

本編ラストはBase Ball Bear『17才』。フロアは白いサイリウムで埋め尽くされる。熱いステージを見せて終えた本編だが、アンコールを受けて再び登場。そして、再び『17才』を披露する。アイドルネッサンス最後の楽曲は会場全体で合唱し、全25曲のラストライブは幕を閉じた。

 

今回、ライブ写真に加え、当日のメンバーオフショットも掲載。彼女たちの最後の姿を目に焼き付けてほしい。


 


アイドルネッサンス『ヨコハマで感謝するネッサンス!!』
日時:2018年2月24日 18時半開演
場所:横浜ベイホール

 

M01 ミラクルをキミとおこしたいんです(サンボマスター)
M02 夏の決心(大江千里)
M03 Blue Love Letter
M04 Good day Sunshine(SAWA)
M05 6AM(堂島孝平)
M06 太陽と心臓(東京スカパラダイスオーケストラ)
M07 手を打ち鳴らせ!!(THE イナズマ戦隊)
M08 The Cut(Base Ball Bear feat.RHYMESTER)
M09 あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう(岡村靖幸)
M10 交感ノート
M11 若者のすべて(フジファブリック)
M12 5センチメンタル
M13 愛はおしゃれじゃない(岡村靖幸 w 小出祐介)
M14 金曜日のおはよう(HoneyWorks)
M15 トラベラーズ・ハイ(スキマスイッチ)
M16 シルエット(KANA-BOON)
M17 Funny Bunny(the pillows)
M18 changes(Base Ball Bear)
M19 恋する感覚(Base Ball Bear feat.花澤香菜)
M20 Music Lovers(The Jerry Lee Phantom)
M21 YOU(大江千里)
M22 君の知らない物語(supercell)
M23 前髪
M24 17才(Base Ball Bear)

 

EN01 17才(Base Ball Bear)


【関連サイト】
アイドルネッサンス OFFICIAL WEB SITE

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