その活動を若者に広めるために。アキシブprojectが日本財団を訪問

写真/ワタナベタイシ

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アキシブproject

2016年3月7日、アイドルグループ『アキシブproject』が日本財団を訪れ、財団の活動内容などについてレクチャーを受けた。また、財団の会長である笹川陽平氏との対談も実施。8人のメンバーそれぞれが、会長に質問をぶつける。財団の取り組みは、若い世代のアキシブメンバーにも刺激を与えたようだ。

 

今回の訪問は、日本財団のテレビCM『SHARE』編にアキシブprojectが出演していることがきっかけとなったもの。日本財団を訪れたアキシブメンバーは、まず財団の取り組みについて、各事業担当者からレクチャーを受ける。
・日本財団とは?
・ミャンマー平和構築支援プロジェクト
・ハンセン病の周知啓発キャンペーン「THINK NOW ハンセン病」
・日本財団 パラリンピックサポートセンター

 

日本財団がBOAT RACEから得た財源を使い、さまざまな社会活動を実施していること。「ソーシャルイノベーション」という定義の元、各支援団体などへの活動資金の提供などを行っていると説明。その具体的なものとして、『ミャンマー平和構築支援プロジェクト』『ハンセン病の周知啓発キャンペーン「THINK NOW ハンセン病」』『日本財団 パラリンピックサポートセンター』の3つの取り組みが説明された。



日本財団 パラリンピックサポートセンターでは、実際にサポートセンターを見学。パラリンピックの各競技団体に向けて共同オフィスを設け、団体間のコミュニケーションを促進する作りに。2015年11月にできたばかりの綺麗なオフィスで、パラリンピックの競技などについて紹介を受けた。



財団訪問の最後には、笹川会長との対談を実施。各メンバーの質問と回答を並べていこう。

 

宮谷「さまざまな国を訪れて感じたことは何ですか?」
会長「日本は世界一安全な国だということ。常に自分は自分で守るということ考えなくていいという国が日本で、その国に生まれたことは幸せです」
計良「支援をはじめたきっかけを教えてください」
会長「世界はひとつだということ。宇宙から地球を見たら国境など見えません。争いも見えません。争いをなくすというのは、なかなかうまくいかないけれど、口だけではなくて行動にしなくてはいけません」
伊関「海外に出て驚いたことはなんですか?」
会長「これまで128カ国訪れましたが、日本がいちばんいい国だということです。だからみんな日本人であることに誇りを持ってください」
石川「いろんな国に行かれていますが、言葉は勉強したんですか?」
会長「しゃべれません。もし各国の言葉が話せたら、恋愛ができたなと思います(笑)」
荒川「衝撃を受けた出来事を教えてください」
会長「毎日衝撃を受けています。今日もみなさんに会えると思ったら夕べ寝られなくて、朝4時半に起きました。そこから腕立てと竹踏みをして、シャワーを浴びてオーデコロンをつけて出てきました(笑)」
荒川「活動する中で壁にぶつかったことはありますか?」
会長「ありますが、人間が作った問題は解決できないものはありません。詰将棋のように、いろんな方法を使ってゲーム感覚で解決していくんです。それが楽しいと思えば、嫌な問題はありません。ポジティブシンキングです」
船木「ボランティアなどに参加する若い世代はいるのでしょうか?」
会長「大学生を中心に参加者は増えています。大学の授業の実践にボランティアがあったり、参加すると単位になったりといった取り組みもあります。ひとりでは世の中生きていけないので、助け合いの精神を持ってほしいですね」
田口「困っている人に対して私たちでもすぐにできることはありますか?」
会長「日本の社会は助け合いの精神とコミュニティーで成り立ってきました。そこにはお年寄りもいるし、目の見えない人もいるし、知能が劣る人もいました。でも、豊かになってくると、それぞれの施設に預けてしまって、町中は健康な人ばかりになってしまったんです。そうするとそうした人に気づかなくなってしまいます。みなさんがファンの方を通じて、助け合いの社会にできるといいですね」



そして今回の訪問の受けて、アキシブメンバーから感想をもらった。それぞれ、心に響くものがあったようだ。今後、アキシブprojectの活動も「ソーシャルイノベーション」となっていくのか? 注目して見ていきたい。

 

伊関亜美
日本財団さんのへの訪問に行き、今の暮らしの裕福さに改めてすごく気付かされました。沢山の方に笑顔を与えていけるようにこれからももっと頑張ります!!

 

計良日向子
日本財団さんのお話を聞き、日本財団さんについて知ることができました。世界には私の知らないことがたくさんあり、私は表の明るい部分しか知らなかったんだなとわかりました。私も誰かのために人のために行動できるようになりたいと思いました。人のためになるような、人に必要とされる人間になりたいです。

 

荒川優那
今回お話を伺い、私たちの知らないところで様々な社会問題が起こっていることを知り、自分はとても恵まれた環境で育ってきたのだと感じました。だからこそ、今世界で起きている社会問題についてもっと知るべきだし、共に向き合って行きたいと思いました。グループとしても、困っている方々への支援に繋がるような活動をしていきたいです。

 

船木沙織
家族が福祉の仕事をしていたり、地元でも身近に5つ以上の福祉施設があったりと、私自身も関わることが多かったので今回お話を聞かせて頂けてすごく勉強になりました!

 

田口未彩
今回、日本財団さんにお邪魔させていただいて、沢山の知らない世界を知る事ができました。改めて、少しでも困ってる人の力になりたいと考え直す事ができたり、会長さんから直接お話しを聞かせて頂いて、これからの人生にとても大切で、とてもためになるお話しを沢山聞かせていただきました。今からでも私たちにできることを考え、行動していきたいと思いました。本当にありがとうございました!

 

大谷映美里
日本財団様について今まで知らなかったことも勉強することができ、とても貴重な時間でした。自分も今やっていることを誇りに思って、もっとたくさんの方に笑顔になっていただけるよう精一杯活動をしていきたいと思いました。

 

宮谷優恵
1番感じたことは、私たちが知らないことが世界には本当にたくさんあるんだなということです。今回日本財団さんで少しでも勉強させていただいた私たちが、何かできることがあるのではないかと考えさせられました。特に印象に残ったことは、「長い間活動されてきて1番やりがいを感じた瞬間や嬉しかった瞬間はいつですか?」と笹川会長に質問させていただいたたきに、「毎日です」とおっしゃっていたことです。私も自信を持って「毎日やりがいを感じられている」と言えるような、そんな人になろうと思いました。

 

石川夏海
日本財団さんを訪問させて頂いて、たくさんのお話を聞かせて頂いて今まで知らなかったことや、自分が思ってたことが違ったり沢山学ぶことがありました。これからの生活をどうするか。自分で考えたり、改めて見つめなおすことができました。色々なところに行って、困っているたくさんの方に元気を与えたい。と思いました。ありがとうございました!


【関連サイト】
日本財団
アキシブproject オフィシャルサイト

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